太平洋にあるパラオなど10か国の島国は、新型コロナの患者が発生していない国である(画像提供:wowkorea.jp)
太平洋にあるパラオなど10か国の島国は、新型コロナの患者が発生していない国である(画像提供:wowkorea.jp)
パラオ、ミクロネシア、マーシャル諸島、ナウル、キリバス、ソロモン諸島、ツバル、サモア、バヌアツ、トンガ。

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太平洋にあるこの10か国の島国は、新型コロナウイルス感染症の患者が発生していない国である(新型コロナ発生の公式報告のない、独裁国家である北朝鮮とトルクメニスタンは除外)。

これらの国は強力な国境封鎖を通じて、新型コロナの感染者“0”を記録するなど、防疫には成功している。しかし国境封鎖に伴う経済的影響により困難に陥っていると、英国BBCが23日(現地時間)報道した。

昨年パラオには、島の人口より5倍も多い観光客9万人が訪れた。2017年の統計によると、パラオの国内総生産で観光産業は40%超を占めている。

しかし新型コロナにより3月末から国境を封鎖したことで、状況は違ってきた。たった1人の感染者も発生していないが、ウイルスは島全体を荒廃させた。ホテルと食堂、お土産店に人影はなく、唯一のホテルの宿泊客は入国後の隔離措置に入った居住民たちだけである。

パラオ当局は、9月1日から必須の航空運航を再開するかもしれないと発表した。あるホテルの関係者は、国境を封鎖し住民たちに補助金を支給した政府の新型コロナへの対応を「よくやっている」としながらも「しかし国境を再び開放しなければ、誰も生き残ることはできないだろう」と吐露した。

太平洋中西部のマーシャル諸島も状況は似ている。75%から88%だったホテルの客室の占有率は、コロナ事態以降3%から5%へと減少した。

一方 コロナによる国境封鎖が各国の経済状況を困難にさせても、いくつかの国々は依然として再開放を望んでいない。人口が30万人であるバヌアツがそのうちの一つである。

住民たちは、当局ができる限り長く国境を封鎖してくれることを望んでいる。ウイルスが拡散すれば、基本的に全てが死に至ると憂慮しているためである。

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