OECDによる“2020年 韓国経済報告書”(提供:news1)
OECDによる“2020年 韓国経済報告書”(提供:news1)
経済協力開発機構(OECD)は、37の加盟国のうち 最初に韓国が今年の成長率の見通しを上方修正した。

OECDは去る6月、新型コロナウイルス感染症の再拡散がない場合、韓国の今年の経済成長率がマイナス1.2%を記録するものと予想していたが、今回の発表でマイナス0.8%に上方修正した。新型コロナが再拡散する場合には、今年の成長率がマイナス2.0%と低くみられているが、これもやはり去る6月の見通しのマイナス2.5%より上方修正された数値である。

OECDが展望した今年の韓国の経済成長率は、全体37の加盟国の中で最も高かった。封鎖のない防疫措置と内需の活性化政策などにより、加盟国の中で経済回復のスピードが最も速いという評価である。

OECDはこのような内容が盛り込まれた“韓国経済報告書”を発表した。今回の報告書はOECDが2年周期で加盟国の経済動向・政策などを総合的に分析・評価したものとして、政策勧告事項も含まれている。

OECDは今回の報告書を通じて、新型コロナ発生以降 韓国の防疫・危機対応および経済成果について肯定的に評価している。特に韓国の成長率の展望値“マイナス0.8%”は、OECD加盟国の中で最も高い。加盟国のうち2位であるトルコ(マイナス4.8%)と比べてみても4%も高い数値である。

この報告書でOECDは「”一切の封鎖措置ない貿易の成果”と“迅速で効果的な政策対応”を、韓国の経済回復の原動力としてあげている。封鎖措置がなかったために経済的被害を減らすことができ、GDPの14.4%に該当する277兆ウォン規模の景気浮揚策として、加盟国のうちで経済的萎縮が最も少なかったという評価である。

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