台風5号が韓国南部・済州島に接近している。同島南の西帰浦市の海岸に押し寄せる高波=10日、西帰浦(聯合ニュース)
台風5号が韓国南部・済州島に接近している。同島南の西帰浦市の海岸に押し寄せる高波=10日、西帰浦(聯合ニュース)
【済州聯合ニュース】台風5号が韓国南部・済州島の南の海上を北上しており、10日午前に同島に接近する見通しだ。 済州地方気象庁は台風注意報を済州島の南方から済州島沖へと拡大し、済州島にも予備特報を出した。 台風5号は10日朝の時点で済州島南端の西帰浦の南約380キロの海上を1時間に45キロの速さで北に進んでいる。中心付近の最大風速は19メートル。強い勢力の中型の台風だ。 済州島の山間地と南部には1時間当たり10ミリの雨が降っている。気象庁によると、昼にかけて1時間当たり20~30ミリの強い雨とともに最大瞬間風速20~30メートルの強い風が予想される。 この台風の影響で、午前に済州国際空港で航空機の運航に支障が出るとみられる。済州島と他の地方を結ぶ旅客船の多くも欠航する予定だ。 済州島を行政区域に持つ済州道の災難(災害)安全対策本部は、長梅雨で地盤が緩んでいるところに、台風の影響で土砂崩れや堤防の決壊、工事現場の土砂流出などの事故が起きる恐れもあるとして、注意を呼び掛けている。
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