トランプ米国大統領は6日(現地時間)、韓国との自由貿易協定(FTA)の“改定”を自身の経済的治績として誇示した(提供:news1)
トランプ米国大統領は6日(現地時間)、韓国との自由貿易協定(FTA)の“改定”を自身の経済的治績として誇示した(提供:news1)
ドナルド・トランプ米国大統領は6日(現地時間)、韓国との自由貿易協定(FTA)の“改定”を自身の経済的治績として誇示した。今年11月の再選への挑戦に向けて、“既存”の米韓FTA合意がバラク・オバマ前大統領の再任期間になされたという点を想起させ、当時の副大統領であった民主党のジョー・バイデン大統領候補を攻撃するためのものとみられる。

トランプ大統領はこの日のオハイオ州での演説で、オバマ前大統領をはじめとした民主党の人物たちを指して「この数年間 左派の政治家たちは、米国の労働者たちの目をみつめ微笑みながらも、彼らに嘘をつき利用した」とし「(左派の政治家たちは)皆さんの支持を得た代価として、皆さんの金を奪った」と非難した。

特にトランプ大統領は「左派の政治家たちは、北米自由貿易協定(NAFTA)と環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定(TPP)、韓国とのひどい合意、話にもならないパリ気候変化協約などによって、米国の中間層を裏切った」と主張した。ここでの「韓国とのひどい合意」とは、まさに以前の“米韓FTA”を意味している。

トランプ大統領は去る2017年4月にロイター通信とのインタビューで「ひどい米韓FTAを再交渉するか、終了することを望んでいる」と語ったことを皮切りに、韓国政府を相手にFTAの“改定”を圧迫してきた。これにより米韓両国はFTAの改定交渉を展開し、2018年9月に開かれた米韓首脳会談をきっかけに、米韓FTA改定議定書に署名している。

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