2月25日、ベルリンで会談する康氏(左)とマース氏=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2月25日、ベルリンで会談する康氏(左)とマース氏=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が10日、ドイツ・ベルリンで同国のマース外相と2回目の韓独外相戦略対話を行う。外交部の金仁チョル(キム・インチョル)報道官が6日の定例会見で明らかにした。

 金氏は戦略対話について、新型コロナウイルスへの対応や両国の実質的な協力、主な国際情勢などについて意見交換するとして、「両国の戦略的な意思疎通と協力を強化することを期待する」と述べた。

 康氏の海外訪問は新型コロナウイルスの感染が拡大した2月下旬が最後で、約半年ぶりに対面外交を再開する。

 戦略対話では、ドイツが先進7カ国(G7)のメンバーであることを受け、韓国のG7首脳会議(サミット)への参加について議論する可能性がある。トランプ米大統領はG7サミットを拡大して韓国などを招待する意向を表明したが、マース氏は現地メディアとのインタビューで拡大する必要はないとの立場を示した。

 また、康氏は産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に立候補したことに関し、支持を要請するとみられる。

 両国は2017年7月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がドイツを訪問した際、戦略的な協力を強化するため外相戦略対話を発足させることで合意。18年7月にソウルで1回目の戦略対話を開催した。

 康氏の帰国後、入国者に義務付けられる2週間の自主隔離措置は免除する。ただ、当分の間は外交部庁舎に出勤せず、日程も最小限に抑える方針だ。


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