統一部は、北朝鮮が7月から3回にわたり黄江ダムの放流を予告なしに行ったと明らかにした(コラージュ)=(聯合ニュース)
統一部は、北朝鮮が7月から3回にわたり黄江ダムの放流を予告なしに行ったと明らかにした(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は4日、北朝鮮が7月から韓国を流れる臨津江の上流にある黄江ダムの放流を予告なしに行ったと明らかにした。

 放流は前日まで計3回行われ、いずれも韓国側への事前通知はなかった。

 同当局者は「まだ懸念すべき段階ではない」とした上で、関係機関と緊密に協力しながら状況を共有するなど対応を徹底していると説明した。

 韓国では2009年9月、北朝鮮が黄江ダムを無断で放流し、臨津江下流の京畿道・漣川で住民6人が死亡する事故が発生した。翌10月、南北は臨津江の水害防止策を話し合い、ダムの放流時には事前に通知することで合意した。

 今回の放流の事前通知がなかったのは、北朝鮮が今年6月に南北間の軍の通信線を遮断したためとみられる。


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