日本政府“WTOのパネル設置は韓国側の一方的な対応…非常に遺憾”(画像提供:wowkorea.jp)
日本政府“WTOのパネル設置は韓国側の一方的な対応…非常に遺憾”(画像提供:wowkorea.jp)
世界貿易機構(WTO)に日本の輸出規制の違法性を判断する一審判決に相当するパネルが設置されたことに対して、日本政府が「韓国側の一方的な対応」だとし、「非常に遺憾である」との立場を明らかにした。

 NHKによると、梶山弘志経産相は7月31日、内閣閣議後に開かれた記者会見で29日(現地時間)、韓国の要請でWTOパネルが設置されたことに対する論評要請に「韓国に対する輸出管理措置はWTO協定に違反していない」と再度強調した。

 日本政府は自国企業に対する韓国最高裁の植民地時代の強制徴用被害賠償判決に対する“報復”として昨年7月から半導体製造工程で使用される3つの重要素材を対象に韓国に対する輸出規制を強化した。

 これに対抗して韓国政府はWTOに提訴し、WTOは29日これを受け入れて裁判一審に該当する小委員会を設置した。

 梶山経産相は「韓国側が指摘するような供給網に影響を及ぼすことはないというのがわれわれの見解」だと主張した。

 続いて「日韓両国は輸出管理政策対話での対話を通して懸案を解決することにしていた。韓国側の一方的な対応はこれまでの合意を破ることになる可能性があり、非常に遺憾だ」と述べた。

 また、「こうした状況で政策対話を開催するのは困難に見える」とし、昨年、3年半ぶりに再開された貿易管理局長級の政策対話開催は困難になるという認識を示した。
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