20代の脱北者の男性は漢江を渡って北朝鮮へ戻ったとみられている(コラージュ)=(聯合ニュース)
20代の脱北者の男性は漢江を渡って北朝鮮へ戻ったとみられている(コラージュ)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は30日、北朝鮮脱出住民(脱北者)の男性が韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ったとされる事件に関し、この脱北者の衣類など所持品16点を検査した結果、いずれも新型コロナウイルスは検出されなかったと明らかにした。  この事件は、北朝鮮の朝鮮中央通信が26日、南西部・開城で新型コロナ感染が疑われる脱北者が韓国から戻る事件が発生したと報じたことで明らかになった。同通信はこの脱北者について、3年前に韓国へ脱出し、今月19日に軍事境界線を越えて開城に戻ったと伝えた。 韓国の軍当局や警察などによると、この脱北者は北朝鮮に近い北西部の金浦に住んでいた20代の男性で、知人女性に性的暴行を働いた疑いで警察の捜査を受けていたとされる。 中央防疫対策本部の権ジュン郁(クォン・ジュンウク)副本部長は会見で、この脱北者に関連して現在までにPCR検査などで新型コロナウイルスが検出されなかったのであれば、この脱北者のコロナ感染の可能性はかなり低いと述べた。
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