北朝鮮は、7月4日を前後して対艦巡航ミサイルの試験発射を実施していたことが、今になって明らかとなった(提供:news1)
北朝鮮は、7月4日を前後して対艦巡航ミサイルの試験発射を実施していたことが、今になって明らかとなった(提供:news1)
北朝鮮は、米国の独立記念日であった7月4日を前後して、対艦巡航ミサイルの試験発射を実施していたことが、今になって明らかとなった。これに対して韓国軍当局は今日(30日)「北朝鮮の通常の夏季演習の一環だとみている」と伝えた。

韓国合同参謀本部の関係者はこの日 関連事案について「米韓情報当局は関連動向に対して注視していた」と伝えた。この関係者は「わが軍は万全の対備態勢を維持していた」とし「ただ 具体的なことは軍事情報事案であるため、説明が制限される」と付け加えた。

今回の試験発射について、発射当日にこれを捉え対備態勢には問題がなかったが、特別に意味のある動きではないという判断から、発表しなかったという説明である。巡航ミサイルは、弾道ミサイルと違い、国連安保理制裁の対象ではない。

この日、あるメディアは消息筋からの引用で、北朝鮮が米国独立記念日である4日(現地時間)に、北朝鮮の日本海沿岸から対艦巡航ミサイルの試験発射を実施したとし、射距離は数百キロメートルを記録したと報道している。

特にこの発射時期が、青瓦台(韓国大統領府)による外交安保ラインの改編発表直後で、スティーブン・ビーガン米国務省副長官兼対北政策特別代表の訪韓を目前にした、南北・米朝間の対話再開の期待が高まっていた時であったことから、そのような雰囲気に水を差すことのないよう、公表を見送ったのではないかという見方が出ている。

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