このことは、人事聴聞会でテ議員が、イ候補が過去に“全国大学生代表者協議会(全大協)の第1期の議長を務めていた経歴に言及し「80年代に私が北朝鮮にいたとき、北朝鮮では何を教えていたかというと、韓国には主体思想の信奉者がとても多い。そして“全大協”という組織があるが、その組織員たちは毎朝 キム・イルソン(金日成)の肖像画の前で韓国を米帝の植民地から解放するための忠誠の教理を誓っていると言っていた」と主張し「イ候補の生い立ちなどを調べたが、いつどこで、またどんな“思想転向”がなされたのかが見つからなかった」と語ったことが物議を呼んでいる。
チュ院内代表は、この日の午後に取材陣と会い「昔、全大協がもっていた綱領などを本人(イ候補)が信奉しているのか、それが変わったのかを国民の代わりに尋ねなければならないことだ」と語った。
このテ議員の発言に与党“共に民主党”のムン・ジョンボク議員は自身のフェイスブックに「テ議員の発言は変節者の発悪のようだ。北でいい思いをして暮らしていて南に逃げてきた人が何を言っているのか」と伝えたことで、これが物議を醸し、その後削除された。
このことにチュ院内代表はムン議員に対し「なにが変節者だ。いったい変節者と呼ぶ議員はどの国の議員なのか。わが国の議員なのか、北朝鮮の議員なのか、話にならない」と批判した。
未来統合党はムン議員を国会倫理委員会に回付することに決定した。未来統合党の院内報道官は記者会見で「国民が選出した国会議員に向かって、度を越えた発言をしたムン議員を国会倫理委員会に回付する」と伝えた。
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