対北ビラを散布した脱北者団体“自由北韓運動連合”パク・サンハク(朴相学)代表(提供:news1)
対北ビラを散布した脱北者団体“自由北韓運動連合”パク・サンハク(朴相学)代表(提供:news1)
韓国政府は、対北ビラと物品(米)などを散布した脱北者団体“自由北韓運動連合”と“クンセム”に対して、法人設立許可を取り消したと17日発表した。

韓国統一部(統一省)はこの日の午後、配布した資料を通じて先のように伝え、これら団体が「政府の統一政策や統一推進の努力を甚だしく妨げるなど、設立許可条件を違反した」と語った。

また、これら団体は、法人設立目的以外の事業に該当する対北ビラと物品を散布し、南北境界線地域住民の生命と安全に対して危険をもたらしたと付け加えた。

これら団体は、脱北者の兄弟であるパク・サンハク、パク・ジョンオ兄弟がそれぞれ代表となっていて、彼らは北朝鮮住民の知る権利の保障と人権増進を主張して、対北ビラとペットボトルに米を入れて北朝鮮に散布してきた。

しかし北朝鮮が先月4日に対北ビラ散布を理由に“対南(対韓国)対敵事業”を開始したと宣言し、ケソン(開城)の南北共同連絡事務所まで破壊するという強い圧力を実施したことで、韓国政府はこれら団体に対して、電撃的に司法的措置をとる方針を明らかにした。

このような韓国政府の措置に対して韓国では、「北朝鮮の顔色をうかがっている」という世論と、「南北境界線地域住民への被害防止次元での適切な措置だ」と評価する世論に分かれている。

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