李在明氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李在明氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】公職選挙法違反などの罪で起訴された韓国の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事(与党・共に民主党)の上告審判決公判が16日、大法院(最高裁)で開かれる。

 公判はテレビやユーチューブを通じて生中継される。大法院の判決公判が生中継されるのは、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告らが関わった国政介入事件の上告審判決以来、2度目となる。自治体トップの判決公判が生中継されるのは今回が初めて。

 選挙で選ばれた公職者が一般の刑事事件で禁固以上、公職選挙法違反と政治資金法違反で罰金100万ウォン(約9万円)以上の罪が確定した場合、当選が無効となる。そのため、大法院が原審(二審)の罰金300万ウォンを支持するのか注目が集まる。

 李氏は同道城南市の市長だった2012年6月に保健所長、精神科専門医などに対し、実兄を強制入院させるよう指示した罪(職権乱用権利行使妨害)で起訴された。

 また18年の統一地方選を控えて開かれたテレビ討論会などで「実兄を強制入院させようとしたことはない」という趣旨の虚偽の発言をした罪(公職選挙法上虚偽事実公表)にも問われている。 

 一審、二審ともに職権乱用については無罪が宣告されたが、虚偽事実公表については二審で罰金300万ウォンが言い渡された。


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