ソウル市庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市のファン・インシク報道官は15日、故朴元淳(パク・ウォンスン)市長のセクハラ疑惑について、女性団体や人権専門家らが参加する「官民合同調査団」を設置し、徹底的な真相究明に乗り出す方針を明らかにした。

 朴氏の元秘書の女性は8日、セクハラの疑いで朴氏を警察に告訴した。朴氏は9日に行方不明となり、10日未明、山中で遺体で見つかった。市長公邸に「全ての方々に申し訳ない」などと記した遺書を残していた。

 女性の弁護人は13日に記者会見を開き、女性が秘書として在職した4年間セクハラが続き、他の部署に異動になった後も続いたと主張している。

 ファン氏は「官民合同調査団の構成、運営で客観性を担保する」として、「調査団の構成や運営方式、(調査の)日程などについては女性団体などと協議する」と述べた。

 また、「被害を訴えている(朴氏の元秘書の)職員に対する2次加害を防ぐことを最優先課題にする」とし、「組織内で(同職員の)身元公開などが行われないよう措置を取った」と説明。「職員が日常に復帰できるよう実効性のある十分な、最大限の支援を惜しまない」との方針を示した。


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