記者会見の様子=13日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見の様子=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】自殺した朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をセクハラの容疑で刑事告訴した元秘書の代理人を務める金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士は13日、ソウル市内で記者会見を行い、元秘書から相談を受けることになったきっかけと告訴までの過程などを明らかにした。  金弁護士は「被害者が秘書として在職した4年間セクハラが続き、他の部署に異動になった後も続いた」と主張した。 今年5月12日に元秘書から最初の相談を受け、26日の2回目の相談で具体的な被害内容について聞いた後、翌27日には法律的な検討を始めたという。 元秘書側は今月8日午後、ソウル地方警察庁に告訴状を提出し、翌日未明まで警察の調査に応じた。 金弁護士は、元秘書が朴氏を告訴した際に提出した証拠について「被害者が使用した携帯電話の解析資料を捜査機関に提出した」とし、被害者が秘書の職を辞した後の今年2月に朴氏がチャットに招待しようとした証拠も提出したと説明した。 また、朴氏が秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で送ったメッセージや写真について、元秘書が友人や知り合いの記者に見せたことがあるとしたほか、セクハラを受けたことで部署の異動を希望したと述べた。 被害者が朴氏の秘書となった経緯については、元秘書が公務員に任用後、ソウル市庁以外の機関で勤務していたところ市庁から連絡があり、面接を受けて約4年間秘書として勤務したもので、自ら志願したことはないとした。 また、セクハラを受けた場所は朴氏の執務室や執務室内の寝室などだったと述べた。 朴氏が元秘書に身体を密着させたり、膝にできたあざに自らの唇を接触させたりしたほか、元秘書を呼んで「抱いてくれ」としながら身体に触ったと指摘。テレグラムのチャットルームに招待し、わいせつなメッセージや下着姿の写真などを送るなどのセクハラを行ったと主張した。
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