新型コロナにより中断していた航空社の国際線路線の運航は続々と再開しているが、需要回復効果は期待できない状況である(提供:news1)
新型コロナにより中断していた航空社の国際線路線の運航は続々と再開しているが、需要回復効果は期待できない状況である(提供:news1)
危機に陥った韓国航空社たちは、新型コロナウイルス感染症事態により中断していた国際線路線の運航を続々と再開しているが、需要回復効果は期待できない状況である。

航空社たちはシーズンを目前に乗客確保に必死ではあるが、ほとんどの国がビジネスの出張でない場合、2週間の隔離義務などの措置をとっているため、旅客需要が回復するには、まだ時間がかかるものと予想される。

今日(13日)韓国航空業界によると、アシアナ航空は12日から“インチョン(仁川)・中国南京”路線の運航を再開した。新型コロナの影響による運航中断から105日ぶりである。

中国は、すべての国際航空便を航空社あたり一都市に週1回に制限する“1社1路線”政策を施行してきた。しかし最近、韓国国土交通部(国土交通省に相当)と中国当局との合意により、この制限を緩和することで航空路線を最大20回まで拡大することとなった。

他の航空社たちも続々と国際線路線を再開し始めている。

しかし今年上半期の国際線旅客の需要は、前年対比で2%にもならない状況にもかかわらず、このように航空社たちが国際線の運航再開に踏み切るのは、これ以上退くことができないためである。

航空社たちが今月に入り再開する路線も、夏のシーズンの旅客需要を掴むためではなく、在外同胞の移動やビジネスマンたちの出張など、特別な顧客需要を先制的に確保するための目的だとみられている。

航空業界の関係者は「航空社たちが国際線再開に積極的に出ているのは、ワクチンが開発され隔離措置が解除される場合に備え、旅客需要を先制的に吸収するためだ」と語った。

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