6日にソウル雇用労働庁で開かれた失業手当の説明会=(聯合ニュース)
6日にソウル雇用労働庁で開かれた失業手当の説明会=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の雇用労働部が公開した6月の労働市場動向によると、雇用保険の求職給与(失業手当に相当)の支給額は前年同月比62.9%増の1兆1103億ウォン(約990億円)となった。求職給与支給額は新型コロナウイルスの感染が広がり始めた2月から過去最高を更新している。

 求職給与は就職活動をする失業者に対し、雇用保険基金から支給される手当。

 6月に求職給与を申請した人は10万6000人で、前年同月に比べ3万人(39.5%)増加した。求職給与の受給者は71万1000人で、過去最多となった。

 雇用労働部は求職給与額の増加について、失業者が増えたほか、昨年10月から実施した支給額の引き上げ、支給期間の拡大措置などが影響したと説明した。

 6月の雇用保険の加入者は1387万1000人で、前年同月比で18万4000人(1.3%)増えた。製造業の雇用保険加入者は352万1000人で5万9000人(1.6%)減少した。減少幅はアジア通貨危機に直面した1998年1月(9万9500人)以来最大となる。


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