北朝鮮、上半期に“中国産保健用マスク・医薬品”の輸入比重で増加の模様(画像提供:wowkorea.jp)
北朝鮮、上半期に“中国産保健用マスク・医薬品”の輸入比重で増加の模様(画像提供:wowkorea.jp)
北朝鮮は、新型コロナウイルス感染症事態以降、中国から保健用マスクのためと推定される繊維材料の輸入を増やしたものとみられる報道が出ている。

今日(7日)米国政府が運営する国営放送であるボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報道した中国税関総局の中朝貿易資料によると、北朝鮮は今年1月から5月の間 HSコード(統計品目番号)で23万2000ドルの輸入記録を残している。HSコードとは“国際統一商品分類体系”を意味している。

具体的には、中国が2か月分の輸出入の資料を統合して公開した中で1月から2月までが20万9000ドルと最も多かった。その次は5月の1万2000ドル、3月の9000ドルの順である。

HSコードの該当コードは紡織用繊維材料で作られた製品となっていて、保健用マスクの他に風呂敷と靴類、紐なども含まれる可能性がある。

しかし北朝鮮が昨年の同期間での該当項目で輸入した物品がない点と、伝染病により全世界のマスクの取引が活発であった点を踏まえると、保健用マスクである可能性があるとVOAは伝えた。

また北朝鮮は今年、医薬品の輸入でも目立った特徴をみせた。今年1月から5月の間、北朝鮮の医薬品に関するHSコードで記録した対中輸入額は、729万8000ドルであった。昨年の同期間 北朝鮮が中国から輸入した746万1000ドルより多少減ってはいるが、全体的な中朝輸入の減少でも、医薬品はその影響を受けていなかったという分析が可能である。

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