北朝鮮の対外宣伝メディアが韓米作業部会に言及した(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
北朝鮮の対外宣伝メディアが韓米作業部会に言及した(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外宣伝メディア「朝鮮の今日」が6日、北朝鮮を巡る問題を調整する韓米の作業部会(ワーキンググループ)について遠回しに不満をぶつけた。

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 朝鮮の今日は、韓国の政界とメディア、市民団体が口をそろえて韓米作業部会を批判していると主張した。韓国の前統一部長官の発言を引用する形で「韓米実務グループ(作業部会)は南北関係の足かせになった」「政府はトランプ(米大統領)に南北関係を任せず、南北関係推進の前面に立つべきだ」などと伝えた。

 また、韓国メディアの記事として、「韓米実務グループの枠にはめられ、南北宣言などを履行できる多くの時間を浪費した結果、朝鮮半島の平和と安定はむろん、南北関係を完全に吹き飛ばしてしまった」と引用した。

 北朝鮮メディアは金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が韓国に対する軍事行動計画を保留したと6月24日に報じた直後から、露骨な韓国批判を控えている。ただ、対外宣伝メディアが韓国の市民団体の主張を紹介する形で韓米作業部会などを批判したことはあった。韓米同盟を優先する韓国の政策に対する不満のあらわれといえそうだ。


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