北朝鮮で”国旗ファッション”が流行、愛国心を鼓舞する目的か

北朝鮮でことしの夏のファッションの流行は「国旗柄」であると報じられた。

　最近、北朝鮮では国旗がデザインされたTシャツが流行し、販売されているという。

　対外宣伝メディア「メアリ」は8日、「国家を象徴物を形状するシャツ（Tシャツ）の使用者の中で人気」とのタイトルで記事を掲載し、「最近、ソンギョ（船橋）ピョンジク工場で生産されている国家象徴物を描いたシャツの需要が日ごとに高まっている」と報道。

　同メディアによると、このシャツはピョンヤン（平壌）第1百貨店をはじめ市内の百貨店や総合商店で販売され、店頭に並ぶとすぐに市民の間で人気になったという。

　北朝鮮はことしに入り、経済難と新型コロナウイルス感染症の”二重苦”の中で、「全面突破戦」を主導するため結束を強めるよう呼び掛けている。

　特に、輸入品の消費風潮を止めて国産品の愛用を呼び掛け、愛国心を強く鼓舞するメッセージを頻繁に発信する中、国旗がデザインされた服を着用することもその一環とみられる。