先月30日午後、ソウル市内で市民たちが傘を持ち、通りを歩いている(提供:news1)
先月30日午後、ソウル市内で市民たちが傘を持ち、通りを歩いている(提供:news1)
停滞前線(梅雨前線)が10日、韓国へ向かって北上するものと見られる。日本に豪雨を降らせたのとは異なり、韓国では雨脚などが多少和らぐ見通しだ。

韓国の気象庁は7日、「梅雨前線がチェジュド(済州島)付近に位置する場合、内陸の降水量は多くない可能性がある」とし、降水量の予想は時期尚早と明らかにした。

NHKによると、4日から九州地域に降った記録的な豪雨により、現在まで52人が死亡し、2人が心肺停止、12人が行方不明となっている。

読売新聞は同日正午時点で、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分5県の住民136万人に避難指示が出されたと明らかにした。

日本の気象庁は、梅雨前線が8日まで西日本から東北地域に留まる見通しで、土砂災害や河川の増水などを警戒するよう呼びかけた。

韓国の気象庁関係者は「北太平洋気団と韓国付近の冷たい空気が均衡して、梅雨前線の南北の動きが小さくなった」とし「梅雨前線の通路にまたがる済州島は雨が降ったり止んだりを繰り返している」と説明した。また気象庁は今月8日から韓国の気温は徐々に上がり、空気の均衡が崩れて梅雨前線が北上する可能性があると見通した。

さらに韓国の気象庁関係者は「梅雨前線が済州島付近にあれば、内陸の降水量は多くない可能性がある。北上する時は梅雨前線が多少和らぐ可能性が高い」と明らかにした。

ただし「梅雨前線周辺の低気圧と地形的な影響が重なれば局地的に暴雨が降る恐れがある」とし、今後の気象情報の発表に注意を払う必要があると強調した。

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