北朝鮮のチェ・ソンヒ(崔善姫)第1外務次官(提供:wowkorea.jp)
北朝鮮のチェ・ソンヒ(崔善姫)第1外務次官(提供:wowkorea.jp)
北朝鮮は、最近 米朝両国側で提起されている米朝対話の再開の可能性を一蹴し、“対話の拒否”を宣言した。特に米国の独立記念日である今日(4日)、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を大々的に宣伝し、対米協議の窓口を通して「向かい合って座らない」と宣言し、自分たちの基調を浮き彫りにさせた。

北朝鮮はこの日、去る2018年から対米協議の最高実務者であるチェ・ソンヒ(崔善姫)第1外務次官の談話を発表した。

チェ第1次官は談話で、最近 韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が米国の大統領選前での米朝首脳会談再開の必要性に言及したことと、米国で“10月のサプライズ”という言葉で、米朝首脳会談が開かれるという見方が出ていることをすべて非難した。

彼女は「今のような敏感な時に、米朝関係の現実態を無視した首脳会談説が世論化していることについて唖然を禁じ得ない」とし「緊密なこともなく(米朝対話を)彼らの政治的危機を扱うための道具としてしかみていない米国とは、向かい合う必要がない」として、拒否の意思を明白にした。

チェ第1次官は「我々はすでに米国の長期的な脅威を管理するための、より具体的な戦略的計算表を練っている」とし「誰の国内政治の日程のような外部的変数によってわが国の政策が調節、変更されることはない」として、米朝対話は米国大統領選挙後に自分たちの戦略によって主導するという立場を伝えた。

このような北朝鮮の基調は、異例的にこの日 大陸間弾道ミサイルである“火星14型”の発射成功を大々的に宣伝したことを通してもわかる。

朝鮮労働党機関紙“労働新聞”はこの日の1面の社説を通して、去る2017年に“火星14型”が発射成功したことを“7.4革命”と命名し「これは民族史的な大慶事だ」と強調した。

ICBM実験発射は、北朝鮮が対米協議開始後「しない」と公式発表した事案である。したがってこのような北朝鮮の動きは、この間の米朝合意および協議の内容を破るという意味があるものとの見方もある。

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