感染者が出た光州市の教会に設置された新型コロナ専用診療所で検査を受けるために列をつくる信者ら=3日、光州(聯合ニュース)
感染者が出た光州市の教会に設置された新型コロナ専用診療所で検査を受けるために列をつくる信者ら=3日、光州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は4日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から63人増え、計1万3030人になったと発表した。首都圏と南西部の光州市を中心に市中感染が増えるとともに、海外からの入国者の感染も増加している。1日当たりの新規感染者数は前日に63人となり、5日ぶりに60人台に増加。この日も63人だった。一方、死者は1人増え計283人となった。新型コロナによる死者が確認されたのは先月25日以来、10日ぶり。  新規感染者のうち市中感染は36人で、残り27人は海外からの入国者。海外からの入国者の感染は前日の11人から大きく増えた。 市中感染者は、政府が新たに定めた「社会的距離の確保」第2段階の目安となる50人を2日ぶりに下回ったが、首都圏と中部の大田市、光州市、南東部の大邱市で大小の集団感染が発生しており、感染が広がる恐れがある。 地域別の感染者数をみると、ソウル市が6人、京畿道が15人で、首都圏全体で21人に上った。ほかに光州市が8人、大田市が3人、忠清北道が2人、大邱市と慶尚北道がそれぞれ1人だった。 首都圏では教会と訪問販売会社をはじめとするこれまでの集団感染のつながりから新たな感染者が発生しているほか、京畿道議政府市のマンション住民とスポーツジム利用者関連の感染者は22人に増えた。この中には4次感染者もいる。 光州市では寺院の集団感染が集合住宅や教会、福祉施設などへと広がっており、3日正午時点の感染者は計57人となった。 海外からの入国者の新規感染者27人のうち、18人は入国時の検疫で感染が確認され、残り9人は入国後の自主隔離中に感染が判明した。 中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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