保健安保友好国グループによるテレビ会議(資料写真、韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
保健安保友好国グループによるテレビ会議(資料写真、韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ニューヨーク聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での国際平和と安全維持を討議する国連安全保障理事会の公開会合が2日(米東部時間)、テレビ会議形式で開かれ、国連の保健安全保障友好国グループが新型コロナウイルスに関する立場を表明した。同グループは新型コロナウイルス対応などを強化する目的で、韓国の主導で5月に発足した。

 友好国グループは書面で伝達した「共同発言」で、新型コロナウイルスを国際平和と安全に対する脅威と見なし、安保理が前日、パンデミック(世界的大流行)対策として世界各地での停戦を求める決議案を採択したことを歓迎。グテレス国連事務総長が3月に呼び掛けた紛争地域の即時停戦も支持した。

 また、多国間主義と連帯に基づいた共同対応の重要性と、女性や子どもなど社会的弱者の保護と感染症対応における国連の中心的な役割を訴えた。

 友好国グループには41の国連加盟国と欧州連合(EU)が参加し、韓国とカナダ、デンマーク、シエラレオネ、カタールが共同議長国を務めている。  

 国連韓国代表部は「韓国政府が今回の共同発言を提案し、文言の作成と調整を主導した。友好国グループとして初めて国連会合で共同発言をした」と説明した。


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