中国で行われた韓国食品の販促イベント(韓国農水産食品流通公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
中国で行われた韓国食品の販促イベント(韓国農水産食品流通公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国農林畜産食品部は2日、今年1~6月の農産物・食品の輸出額は36億784万ドル(約3880億円)で前年同期比4.4%増加したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で1~6月に韓国の輸出総額が11.2%減少したのとは対照的に、好調をみせた。背景には韓国の食品に対する関心の高まりがある。 生鮮農産物の輸出額は6億4720万ドルで1.2%増加した。中でも、キムチの輸出額は米国で健康食品というイメージが広がったことで44.3%増の7470万ドルを記録した。 また、ユズの輸出は23.2%伸びた。ユズショウガ茶の新製品が米国の大型ディスカウントストアで取り扱われたことなどが追い風となった。 加工食品の輸出額は29億6064万ドルで5.1%増加。新型コロナの影響で、自宅で手軽に食べられる即席麺(37.4%増)やコメ加工食品(20.8%増)、菓子類(17.4%増)、ソース類(20.9%増)などの輸出が大きく伸びた。 輸出額を国・地域別に見ると、中国向けは5億5210万ドルで1.4%増、米国向けは5億5880万ドルで36.0%増となった。 一方、農産物・食品の最大の輸出相手国である日本向けは、即席麺やキムチの輸出が伸びたものの新型コロナの感染拡大による消費減少により3.9%減の6億6600万ドルにとどまった。
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