写真:Yonhap News
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【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と米国のエスパー国防長官は25日にテレビ会議を行い、朝鮮戦争勃発から70年を迎えたことに関連して共同発表文を出した。この中で両氏は苦労して成し遂げた朝鮮半島の平和を守ろうという確固たる意思を韓米国防当局は堅持しているとした上で、北朝鮮に対し、2018年のシンガポールでの米朝首脳会談で署名した共同声明と、同年9月の南北首脳会談の際に締結した南北軍事合意を順守するよう要求した。

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 また「国連安全保障理事会の決議に従い、北朝鮮の完全な非核化を追求する現在の外交的努力を今後も支援していく」との考えを明らかにした。

 北朝鮮が開城にある南北共同連絡事務所を爆破したことなどにより南北の軍事的緊張が高まる中、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が24日、韓国に対する軍事行動計画を保留する意向を示すなど一時的に緊張が緩和する様相を呈しているものの、北朝鮮に対しさらなる自制を促したものと受け止められる。

 両氏は、韓米軍事同盟が「血盟」になったのは、朝鮮戦争が契機だったとし「朝鮮半島の恒久的な平和と繁栄を保障するための合同防衛態勢維持の公約を改めて確認する」と強調した。

 また「韓米国防当局は情報共有、高官級による政策協議、合同演習などを通じて域内の平和と安定を今後も促進させていく」との認識で一致した。

 国防部によると、エスパー長官は韓国防衛に対する米国の堅固な公約を改めて示したという。

 このほかにも両氏は韓米日や多国間の安保協力を通じて北東アジアの平和と安保を維持するため領域内における戦略のシナジー効果を創出できるよう模索を続けることを確認した。


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