北朝鮮　再設置した拡声器を撤去中＝正恩氏の「軍事行動保留」と関係か

【ソウル聯合ニュース】韓国の政府消息筋は24日、北朝鮮が南北軍事境界線付近の前線地域に再設置した宣伝放送用の拡声器のうち約10個を撤去していると明らかにした。

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　北朝鮮は21日から前線地域で拡声器の再設置を進めていた。再設置は同時多発的に行われた。

　北朝鮮が2018年4月の南北首脳会談で発表された「板門店宣言」に基づいて撤去した拡声器を約2年ぶりに再設置したことで、拡声器を使った韓国に対する誹謗中傷などの活動が行われるとみられていた。

　北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が23日に党中央軍事委員会の予備会議を開き、朝鮮人民軍総参謀部が提起した韓国に対する軍事行動計画を保留したと報じており、突然の撤去作業は金委員長のこの指示と関連があるとみられる。