韓国の５月ＩＣＴ輸出２．６%減　携帯電話など不振

【ソウル聯合ニュース】韓国の科学技術情報通信部は１４日、５月の情報通信技術（ＩＣＴ）分野の輸出額は１３９億３０００万ドル（約１兆５０００億円）で前年同月比２．６%減少したと発表した。主力品目のディスプレーの輸出額が前年同月比２１．２%減、携帯電話が同２１．５%減になるなど減少幅が大きかった。　　一方、半導体の輸出額は前年同月比６．５%増の８１億５０００万ドル、コンピューター・周辺機器は同７３．０%増の１２億２０００万ドル、ソリッド・ステート・ドライブ（ＳＳＤ）は同１６０．２%増の９億６０００万ドルを記録した。　　国・地域別の輸出額は、中国向けが７２億７０００万ドルで最も多く、米国向けが１７億４０００万ドル、ベトナム向けが１７億１０００万ドル、欧州連合（ＥＵ）向けが８億５０００万ドル、日本向けが３億ドルと続いた。　国・地域別の輸入額は台湾が８．０%、ベトナムが２４．３%増加した一方、中国が３３．６%、日本が２３．９%、米国が２０．７%、それぞれ減少した。　５月のＩＣＴ輸入額は前年同月比７．８%減の８９億２０００万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は５０億１０００万ドルの黒字だった。