「日本人拉致被害者の横田めぐみさん、まだ生きていると信じる」=金賢姫氏(提供:news1)
「日本人拉致被害者の横田めぐみさん、まだ生きていると信じる」=金賢姫氏(提供:news1)
1987年に大韓航空機858便の爆破事件を実行したキム・ヒョンヒ(金賢姫)氏は「1977年の13歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんがまだ生きていると信じている」と明らかにした。

金賢姫氏は今月6日、日本の産経新聞とのインタビューで、めぐみさんの父親である横田滋氏が、前日に亡くなったことについて哀悼の意を表し「めぐみさんが生きているという考えは今も変わっていない」と話した。

続けて「めぐみさんの母親である横田早紀江氏と他の被害者の家族だけでも、早くめぐみさんに会うことを願っている」と付け加えた。

現在、韓国で居住している金賢姫氏は、1984年6月頃に、同僚工作員の日本語教育担当だっためぐみさんと一度会ったことがある。金賢姫氏は、2010年7月に、日本政府の招待で日本を訪問し、めぐみさんの両親に会って、話したこともある。

金賢姫氏は当時を振り返り「横田滋氏は、年齢が近い私に対して、めぐみさんを見るかのように暖かく迎えてくれた。めぐみさんが良い人だったと話すと喜んだ。娘に対する思いが、ひしひし感じられた」と話した。

そして「横田滋氏が、娘に会えずにどれだけ悔しかっただろうか。胸が痛い」と付け加えた。

北朝鮮政府は、めぐみさんが韓国で拉致されたキム・ヨンナム(金英男)氏と結婚して娘を生んだが、うつ病を患い、1994年4月に自殺したと発表した。

しかし、2004年11月、北朝鮮が日本政府に渡しためぐみさんの遺骨が、鑑定の結果、他の人のものであることが確認された。その後、日本政府と家族は、北朝鮮側の発表を信じることはできないと言って、めぐみさんの生存を前提とした送還を要求してきた。
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