最近は薄手の手術用マスクの売り上げが伸びている。ソウル市内にある大型スーパーのマスク販売コーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
最近は薄手の手術用マスクの売り上げが伸びている。ソウル市内にある大型スーパーのマスク販売コーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で「飛沫(ひまつ)防止用マスク」の販売がインターネット上で始まった5日、販売サイトにアクセスが殺到し、サーバーがダウンする事態となった。

 マスクメーカーのウェルキープスが午前9時から、自社が運営する通販サイトで1枚当たり500ウォン(約45円)、3枚1パックで飛沫防止用マスクの販売を開始したところ、アクセスが集中してつながりにくい状態になった。同社関係者によると、販売開始前の8時20分からサーバーがダウンし、復旧作業に当たったという。

 同社はこの日の販売分として20万枚程度を準備しており、今後は平日は10万~20万枚ずつ準備する計画だ。消費者の反応と需要を見ながら、ほかのネット通販や実店舗での販売を検討するとしている。

 飛沫防止用マスクは日常生活での飛沫感染を防ぐためのマスクで、手術用マスクのように薄く、一般のマスクに比べ楽に呼吸ができることが利点。新型コロナウイルスの感染が続く中、夏が近づき軽くて通気性の良いマスクの需要が高まっていることから、食品医薬品安全処は先ごろ飛沫防止用マスクを新たに医薬部外品に指定した。これまでに、ウェルキープス子会社をはじめとする4社の9製品が医薬部外品に認められている。他社の発売日や価格は未定。


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