昨年6月に韓国から北朝鮮に飛ばされた“対北ビラ”(提供:news1)
昨年6月に韓国から北朝鮮に飛ばされた“対北ビラ”(提供:news1)
韓国のパク・チウォン(タングク)壇国大学教授は、キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長が韓国から北朝鮮に向けた(非難の)ビラ散布をやめさせない場合、“南北軍事合意の破棄”まで言及し警告に出た理由のひとつは、“新型コロナウイルスによる感染の憂慮”によるものだと主張した。

パク教授は今日(5日)自身のフェイスブックに「(北朝鮮は)ビラなどの物品を通じた新型コロナによる感染を最も警戒している」とし「新型コロナによる感染防止のために、中朝国境を封鎖し搬入してくる物品も一定期間保管検疫している」と指摘した。

また「今回のキム第1副部長の労働新聞を通じた談話の発表は、北朝鮮の人民たちには注意を喚起する国内政治用、内部取り締まり用として、ドナルド・トランプ米国大統領には実質的措置をとれという多目的メッセージがあると分析した。

つづけて「(風船につけて飛ばす)物品とビラは、南北休戦ラインの非武装地帯(DMZ)を越えられずDMZ内に落下し、風が吹けば韓国側に戻ってきてしまう」、「(このような行為は)“百害あって一利なし”なのでビラを送らないでほしい」と脱北者団体などにもとめた。

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