エスパー米国国防相は、軍の統帥権を持っているトランプ米国大統領に反旗を翻した(提供:wowkorea.jp)
エスパー米国国防相は、軍の統帥権を持っているトランプ米国大統領に反旗を翻した(提供:wowkorea.jp)
マーク・エスパー米国国防相は3日(現地時間)米国全域で起こっているデモへの鎮圧のため現役の軍兵力が投入されてはいけないとして、軍の統帥権を持っているドナルド・トランプ米国大統領に反旗を翻した。

エスパー長官だけでなく、軍の序列1位である合同参謀議長と、ジェームズ・マティス前国防長官も加わった。

エスパー長官はこの日の記者会見で「法の執行に現役軍を動員することは最期の手段であり、最も急がれ切実な状況でだけ使用されなければならない。我々は今、そのような状況にない」とし、事実上、大統領に反対した。

トランプ大統領は去る1日の国民演説で「暴力が鎮圧される時」まで「圧倒的」に攻撃力を動員しなければならないとし、「迅速な問題解決のために、正規軍を投入する」と脅していた。

現役軍の序列1位であるマーク・ミリー米国合同参謀本部議長も主要指揮官に送った書信で「すべての米国軍人たちは憲法を守り守護するという誓いをする」とし、憲法は「米国人たちに表現の自由と平和的集会の自由に対する権利を付与する」として、現役兵投入に反対の意思を間接的に表した。

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