韓国統一省は、“対北ビラ問題”について会見で説明している(提供:news1)
韓国統一省は、“対北ビラ問題”について会見で説明している(提供:news1)
韓国政府は今後、南北境界地域での北朝鮮に向けた(批判の)ビラの散布などによる南北間の緊張造成を防ぐための法律的措置を立てると今日(4日)発表した。

韓国統一部(統一省)の報道官はこの日午前の会見で「南北境界地域での緊張造成行為を根本的に解消できる実効的な制度改善方案を検討している」と語った。

このような韓国政府の動きは、北朝鮮がこの日、キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長の名で出された談話で、対北ビラ散布を非難し、韓国政府がこれを防がなかったと批判したことで、なされたものである。

キム第1副部長は談話で、先月31日に韓国の民間団体が北朝鮮に向けてビラを散布したことに対する問題を提起し、韓国政府はこれを止めるべき法を作る必要があると主張した。

この報道官はこれについて「境界地域の国民たちの生命と財産に危険が及ぼされる行為は、中断されなければならない」とし「実際に散布されたビラのほとんどは韓国内で発見され、環境汚染、廃棄物回収の負担など、地域住民たちの生活環境を悪化させている」と語った。

つづけて「南北防疫協力をはじめとして、境界地域の住民たちの生命・財産に危険が及ぶ行為は中断されなければならない」と強調した。

韓国統一部が検討している制度的改善案は、韓国政府の立法案制定であると伝えた。また法案の検討を始めた時期、検討している内容などについては言及を控えた。

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