留置場を出る呉氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
留置場を出る呉氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国釜山地裁は2日、セクハラ問題で南部・釜山市の市長を辞任した呉巨敦(オ・ゴドン)氏に対する逮捕状の請求を棄却した。 同地裁は同日午前、逮捕状発付の是非を判断する令状審査を行った。棄却理由については、「犯行場所、時間、内容、被害者との関係などに照らし合わせると重大な事案だが、不拘束捜査が原則であり、証拠が全て確保されているため、逮捕する必要性がない」と説明した。また「被疑者が犯行の内容を認めており、証拠隠滅の懸念があるとみるのは難しく、逃亡の恐れがあるとみなし難い」と付け加えた。 逮捕状の請求が棄却されたことを受け、釜山市内の留置場で待機していた呉氏は帰宅した。 呉氏は4月23日に開いた記者会見で、業務時間中に部下の女性職員を執務室に呼び出してセクハラをしたことを告白し、謝罪するとともに辞意を表明した。
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