延期されていた釈迦誕生日の祝いの法要が開かれた済州島にある寺で発熱検査が行われている=30日、済州(聯合ニュース)
延期されていた釈迦誕生日の祝いの法要が開かれた済州島にある寺で発熱検査が行われている=30日、済州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は30日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から39人増え、計1万1441人になったと発表した。新規感染者が40人を下回るのは26日以来となる。 ソウル近郊・京畿道富川市にあるインターネット通販大手「クーパン」の物流センターで発生した集団感染の影響で首都圏を中心に数日間感染者が急増していたが、追跡調査や関係者に対する検査が迅速に行われ、増加幅が縮小したとみられる。 ただ、集団感染がソウル市や京畿道、仁川市の物流センターなどに広がっているほか、全国各地でも感染者が出ており、感染者数が再び増加する可能性が高い。 新たに感染が確認された39人のうち、27人が国内での市中感染で、12人は海外関連だった。5人は空港での検疫で判明した。地域別では京畿道が13人、ソウル市が9人、仁川市が5人、大邱市と光州市がそれぞれ2人、釜山市と全羅南道、江原道がそれぞれ1人だった。 1日当たりの新規感染者数は、22~24日は20人台、25~26日は10人台だったが、27日は物流センターの従業員を中心に感染者が増加して40人となり、28日には79人と急増。29日は58人となっていた。 死者は前日と変わらず計269人だった。
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