韓国首相「学校を正常化することが皆の日常を取り戻す道」(提供:news1)
韓国首相「学校を正常化することが皆の日常を取り戻す道」(提供:news1)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相が21日、前日(20日)から始まった高校3年生の登校授業に関して、「防疫の側面では登校しないのが最善だろう」としながらも、「危険要因を最小化し、学校を段階的に正常化することが生徒の授業権を保障し、皆の日常を取り戻す道だ」と強調した。

 丁首相は同日午前、政府ソウル庁舎で第106回国政懸案点検調整会議を開き、「政府は続く登校授業の日程に合わせて、学校現場の防疫に総力を傾ける」と述べた。

 政府は前日から高校3年生を対象に登校授業を開始。しかし初日からインチョン(仁川)とキョンギド(京畿道)アンソン(安城)で感染者と感染が疑われる患者が発生し混乱した。

 安城の場合、感染判定を受けたAさんの動線がすべて把握されておらず、高校9校に対して、道教育庁が登校中止の決定を下した。 仁川では、高校3年生2人が感染判定を受け、病院に緊急搬送され、チュング(中区)やトング(東区)など5区66校の高校3年生全員を帰宅措置した。

 政府はこれとは別に、段階的に登校を拡大する。27日には「2段階」として高2・中3・小1~2、幼稚園生が、来月3日には「3段階」として高1・中2・小3~4、来月8日には「4段階」として中1・小5~6の順に登校する。

 丁首相は「今後もこうした局地的な状況はいつでも発生し得る」とし、防疫を徹底して学校の正常化に支障をきたさないようにすると約束した。



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