新型コロナパンデミックが全世界の力の均衡を中国に有利な方向に傾けるだろうという見方が出ている(提供:news1)
新型コロナパンデミックが全世界の力の均衡を中国に有利な方向に傾けるだろうという見方が出ている(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症パンデミックが全世界の力の均衡を中国に有利な方向に傾けるだろうという見方が出ている。

米国のニュース専門放送局であるCNBCは7日(現地時間)、中国は米国や英国、オーストラリアなどから新型コロナ事態に関する初期対応が遅く透明性がなかったという非難を受けているが、これによって“アジアの巨人”である中国が全世界へと広がっていくことを防ぐことはできないだろうという専門家の見解を引用して伝えた。

中国はこのコロナ事態で直撃弾を受けている国々に必要な支援を提供することで国家の威信を高め影響力を拡大できるということである。中国はすでに被害国に防疫用品を送るといういわゆる“マスク外交”を展開している。

英国の経済分析機関であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は去る6日の報告書で、中国はこのような支援活動のおかげでアフリカと東ヨーロッパ、東南アジアそして中南米の一部の地域で自国の立ち位置を強固にできるだろうと分析した。

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