韓国の今回の選挙は、文大統領の執権後半の国政運営の動力を左右する分かれ目になっている(提供:news1)
韓国の今回の選挙は、文大統領の執権後半の国政運営の動力を左右する分かれ目になっている(提供:news1)
今日(15日)韓国では、これから4年間国会を運営する300人の主人公たちが決定される。1人2票制として行なわれる今回の国会議員総選挙では、地域区253人と比例代表47人が選出される。

新型コロナウイルス感染症の心配の中、去る10日と11日に実施された事前投票では、その投票率は歴代最高である26.69%を記録した。

今回の総選挙の関心事は、与党“共に民主党”の「国政安定論」と野党“未来統合党”の「政権審判論」のうち、どちらが有権者の心を動かせるかである。

何よりも今回の選挙は、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の執権後半の国政運営の動力を左右する分かれ目になっている。

今まで国会ではわずかの差で第1党を維持してきた与党の“共に民主党”としては、今回の選挙で第1党を維持することはもちろん、過半数の議席(共に市民党を含む)を確保したいところである。

共に民主党が目標としている過半数議席確保ができた場合、検察改革などの核心的な国政課題をつづけて履行でき、また選挙法の再改定などの主要な国政の懸案を力強く進めていくことができる。

一方、共に民主党が敗北した場合、文政府はその後半期間、急激に国政動力を失い、早期レームダックに突入する可能性が高い。また与党内部でも総選挙敗北責任論が吹き荒れるなど、現指導部を交代させるための非常対策委員会体制が敷かれることは避けられないだろうとみられている。

もし未来統合党が第1党となるならば、政局の主導権を奪いながら政権との対峙が一層激化する可能性が高い。総選挙の勝利を土台として政権交代に向けて“下絵”を本格的に描きはじめるものと予想される。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0