「在外公館、韓国への入国隔離免除書を限定的に発給」=韓国外交部(提供:news1)
「在外公館、韓国への入国隔離免除書を限定的に発給」=韓国外交部(提供:news1)
兄が危篤で自己隔離を免除されて入国していた40代の男性が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことに関連し、韓国外交部(日本の外務省に相当)は14日、「(隔離免除書を発給した)事例は多くないだろう」と明らかにした。

海外渡航歴のある者が、新型コロナウイルスに感染するケースが続くと、政府は今月1日から海外渡航歴のあるすべての者を対象に、自己または施設において、14日間の隔離生活を送るよう措置を取っている。その際の隔離費用は、本人負担だ。

ただし、短期滞在者のうち重要な事業上の目的や学術的な目的、その他の公益的または人道的な目的などで入国しようとする場合には、事前に公館で隔離免除書の発給を受けれるようにしている。

韓国への入国時には、検疫当局にその隔離免除書を提出し、検査を受けることになる。結果が陰性となれば、強化された能動監視の対象となる。外交部当局者は、「具体的には何件発給したかは少数である」とし、「各公館において非常に限定的に発給している」と述べた。

中央事故収拾本部防疫総括班長は、この日午前に行われた会見で、「この方は、人道主義的な目的に基づいて、米国領事館において入国制限免除を発給したものと把握している」と述べた。

また、「空港検疫では適切に検疫が行われたのか、事実関係を確認している」とし、「不十分な部分があれば改善し、措置を講じる」と付け加えた。

米国にいたその男性は、兄が危篤だという知らせを聞いて10日に仁川空港を通じて入国し、11日から12日にかけて、兄の葬儀のため葬儀場で寝泊まりしていた。入国時には、咳や発熱などの症状はなかったが、13日の検査後に陽性判定を受けた。
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