新型コロナが世界の経済にダメージをあたえている中、韓国の輸出産業の行方も明るくない(提供:news1)
新型コロナが世界の経済にダメージをあたえている中、韓国の輸出産業の行方も明るくない(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症が世界の経済にダメージをあたえている中、韓国の輸出産業の行方も明るくない。第2四半期から新型コロナ拡散の影響を最も多く受けた主力の輸出品目として自動車、機械、石油化学、鉄鋼などがあげられる。

韓国では今月から海外で新型コロナにより生産・消費活動の中断が直接的な影響圏に入っている中、輸出実績がそのまま反映される可能性が高いというのが、通商当局の見方である。

今日(14日)韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)によると、半導体、一般機械、自動車、石油化学、鉄鋼などの韓国の15の輸出品目は、先月の基準で韓国全体の輸出額の77%を占めている。

これらの内、半導体と無線通信機器(スマートフォン)、コンピュータなどのIT関連品目とバイオヘルス、家電などは新型コロナ事態でも経済的恩恵を受けている品目に分類される。

新型コロナ事態による在宅勤務やオンライン教育、ショッピング、ストリーミングサービスなどの急増および室内活動の増加で需要が増えながら、輸出にも好材料として作用しているためである。

一方、自動車と一般機械、石油化学、鉄鋼などは新型コロナ拡散の直撃弾を受け、輸出実績が急降下する可能性が高い品目に分類される。

3月までは新型コロナが輸出に及ぼす影響は限定的であったが、米国・ヨーロッパなどの主要輸出地域での新型コロナ拡散が収まらないうえ、需要急減により4月からその被害が本格化するとみられている。

今月の1日から10日に集計された韓国の輸出額は、前年同期比で31.8%急減した。

韓国の通称関係者は「今月から韓国の輸出は新型コロナの本格的な影響を受けるだろう」とし「コンピュータ、データ貯蔵装置(SSD)、バイオヘルスなどの状況はまだいいが、自動車、石油化学、鉄鋼などは生産・営業への支障と需要委縮により不振となると予想される」と語った。

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