韓国銀行(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国銀行(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は6日、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)のパイロットテストを2021年1~12月に実施すると発表した。実験環境をつくり、中央銀行デジタル通貨が機能するか確認する。  韓国銀行は「早期に中央銀行デジタル通貨を発行する必要性は高くないが、国内外の状況が大きく変わる場合は迅速に対応する必要がある」と説明した。  今年2月に中央銀行デジタル通貨を担当する研究チームと技術班を新設した。来年のパイロットテストに向け、年内に設計や技術検討、業務プロセス分析などを終える計画だ。 中央デジタル通貨を巡り、主要中央銀行は活発な動きを見せている。スウェーデンは「eクローナ」の開発、実験運用を進めている。カナダと英国、日本、欧州、スウェーデン、スイスの六つの中央銀行は中央銀行デジタル通貨の活用可能性を評価するためのグループを立ち上げた。早期の発行計画はないとしていた米国も研究を強化する姿勢に転じた。 韓国銀行関係者によると、米国も研究グループでの活動に賛同した。韓国銀行総裁が米連邦準備理事会(FRB)議長に研究報告書の公開を要請したところ、積極的に応じるとの反応だったという。 韓国銀行は技術的な研究のほかに、法改正の必要性などの法的な検討も進める。
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