文大統領は電話で、「新型コロナウイルスの状況のために、第2次P4G首脳会議の開催を来年に延期することになった」とし、「デンマークの理解に感謝する」と述べた。
文大統領は、「具体的な開催日程は、デンマークなどP4G主要国との協議を通じて、最も望ましい時期を模索する」と明らかにした。
これに対してフレデリクセン首相は、「韓国政府のP4G首脳会議の延期決定を全面的に支持する」とし、「韓国がP4G首脳会議を来年に延期してでも開催することにしたのは、大統領自らが『環境に優しい経済成長へのリーダーシップ』を強力に発信した」と伝えた。
デンマークは、気候変動への対応と持続可能な発展のための官民協力グローバルイニシアティブとして、「環境に優しい経済成長とSDGs実現のための連帯(P4G)」を発足し、2018年10月にデンマークのコペンハーゲンで第1回P4G首脳会議を開催したことがある。
また両首脳は、新型コロナウイルスによる危機的状況克服のための協力策についても意見を交わした。
文大統領は、新型コロナウイルス早期終息のための国際協力の必要性を強調し、「これまで韓国政府が蓄積してきた防疫や治療経験と関連する臨床情報をデンマークをはじめとする国際社会と積極的に共有する意思がある」と明らかにした。
するとフレデリクセン首相は、「デンマークでは、医療機器の供給が重要な懸案となっている状況で、新型コロナウイルスへの対応のために韓国との協力が非常に期待される」とし、韓国の診断キットと医療機器の購入について大きな関心を示した。
文大統領は、「デンマーク側と韓国企業が診断キット輸入のため協議していることを知っている」とし、「診断キットと防疫物品、医療物品輸出のための具体的な要求事項を教えてもらえれば可能な範囲で前向きに検討する」と明らかにした。
これに対してフレデリクセン首相は感謝の意を伝え、デンマーク当局が具体的な内容を作って提示するとした。
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