韓国金浦空港のイースター航空の旅客機(提供:news1)
韓国金浦空港のイースター航空の旅客機(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症による事態で航空社が枯渇危機に陥っている中、韓国のイースター航空が業界で初めて大規模な整理解雇に踏み切った。構造調整の範囲は全体人数の45%ほどである約750人といわれている。

航空社の経営難が深刻化している中、新型コロナの影響がつづく場合、航空業界全体に構造調整の寒風が吹きすさぶだろうと憂慮されている。

今日(2日)韓国の航空業界によると、イースター航空は今月3日に1次の希望退職を公示し、構造調整をすすめる内容のEメールを職員たちに送った。

Eメールの内容は、段階的な希望退職を募り、最終的に5月31日には整理解雇をすすめるということが書かれている。

同航空は去る31日に開かれた労使との会議で、現在1683人いる職員を930人あまりまで減らす計画を明らかにしたとされている。750人余りの職員が構造調整の対象となる。

韓国の他のLCC(低価格航空社)の事情もイースター航空よりましだというわけではない。給与返納および有・無給休職の拡大など持久策を立てているが、空の便が事実上シャットダウンされた状態にあるので、その生存が危機的な状況にある。

韓国では航空業界が崩壊する場合、雇用が16万、GDPが11兆ウォンも蒸発してしまうのではということに、憂慮の声があがっている。

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