第1次米韓通貨スワップ120億ドル、31日から始まる…規模は金融危機時の3倍(提供:news1)
第1次米韓通貨スワップ120億ドル、31日から始まる…規模は金融危機時の3倍(提供:news1)
韓国銀行が今月31日から始める第1次米韓通貨スワップ資金120億ドル(約1兆3000億円)は、2008年の世界的な金融危機当時の第1次供給額40億ドル(約4300億円)の3倍の規模である。米韓通貨スワップの総規模は、2008年の300億ドル(約3兆2370億円)から今回はその2倍の600億ドル(約6兆4734億円)に拡大されたが、第1次供給額は3倍に増えた。市場にドルを迅速に供給するという韓国銀行の意志が反映されたことになる。

今回は、3月20日に米韓通貨スワップの締結が発表され、9日後の29日、資金供給計画を出した。韓国銀行関係者は、「2008年の米韓通貨スワップの経験があったので、実務協議が円滑に進んだ」とし、「韓国銀行でもドルをなるべく早く供給しようと努力した」と説明した。

今回の資金供給方法は、2008年の時と似ており、競争入札方法の外貨建て融資である。2008年当時、韓国銀行は5回の入札を実施し、計164億ドル(約1兆3380億円)を供給した。

入札に参加できる金融機関が銀行であるのも同じだ。今回の入札には銀行法による銀行、韓国産業銀行、中小企業銀行、韓国輸出入銀行などが入札参加資格を持つ。韓国銀行は、2008年にも韓国輸出入銀行を除くすべての銀行にドルの資金を供給している。

韓国銀行関係者は、「銀行が対顧客業務を通じて需要先に資金を供給することは、銀行業務の基本的なメカニズムである」とし、「このような経路を介して外貨資金が市場に効率的に供給されることが期待される」と述べた。

今回の米韓通貨スワップは6か月を期限に締結され、9月30日に満期を迎える。ただし、状況に応じて延長できるものと予想される。2008年にも6か月の期限だったが、2010年2月1日まで9か月間延長されたことがある。
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