トランプ米国大統領は“国防物資生産法”を用いてゼネラルモーターズに人口呼吸器を生産するよう、命令した(提供:news1)
トランプ米国大統領は“国防物資生産法”を用いてゼネラルモーターズに人口呼吸器を生産するよう、命令した(提供:news1)
ドナルド・トランプ米国大統領は27日(現地時間)“国防物資生産法”を用いてゼネラルモーターズ(GM)に人口呼吸器を生産するよう、命令した。

米国議会の専門メディアによると、トランプ大統領はこの日、これまでGMとの人口呼吸器に関する協議で「時間を浪費した」と批判し、国防物資生産法を発動したことを明らかにした。

トランプ大統領は「GMとしてきた人口呼吸器の協議は生産的であったが、その通常的過程を進めていくにはウイルスとの闘いがあまりにも緊急である」とし「GMは時間を浪費した。今日のこの措置は米国民の生命を救う人口呼吸器を迅速に生産するよう保障するものである」と語った。

トランプ行政府とGMはこの間、人口呼吸器の生産に関する協議をつづけてきた。しかし費用が10億ドルを越えるという憂慮から会談は決裂したと、先のメディアは説明した。トランプ大統領はこの日、ツイッターを通じて「いつも“このGM”とは事がうまく運ばない」として、GM最高経営者(CEO)を非難した。

国防物資生産法は1950年、朝鮮戦争当時に政略物資の補給のために制定された。該当法令は、大統領が国家安保の危機などの状況で民間企業に供給が不足している物を生産するよう命令することができるものである。

GMが人口呼吸器の生産規模をどれだけ速く増やせるかについてはまだはっきりしていない。トランプ大統領の発表前に、GMは報道資料を通じて「インディアナにあるGMの工場施設を人口呼吸器の生産工場として稼働させるため、医療機器の製造メーカーと協力している」と伝えた。

トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスでの会見で、国防物資生産法の適用は「この危機を打開するために政府が全権を行使することに躊躇しないという姿勢をはっきり表すということである」と強調した。

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