仁川国際空港で取材に応じる鄭恩甫氏=16日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際空港で取材に応じる鄭恩甫氏=16日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米ロサンゼルスで17~18日(現地時間)に開催される2020年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める韓米の7回目協議に出席するため、鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓米防衛費分担交渉代表が率いる韓国代表団が16日午後、仁川国際空港からロサンゼルスに向けて出発した。 鄭氏は出国前、記者団に対し、「韓米間には立場の違いがあるが、互いに努力してウィンウィンになる結果を近日中に出し、これまで維持されてきた70年の歴史がある韓米同盟と合同防衛態勢の強化、特に在韓米軍の韓国人労働者の安定した労働条件を作れるように努力する」と述べた。 また「交渉は2カ月の空白があったが、韓米両国の代表はさまざまな意思疎通を図っていた」とし、「これまでの韓米の代表間の意思疎通を基にできる限り早急に交渉が完結するよう努力する」と強調した。 韓米は今年1月から適用される同協定の締結に向けた交渉を昨年9月から行っているが、韓国側負担額の総額などに対する意見の隔たりを埋めることができず、合意に至っていない。 米国は当初要求していた50億ドル(約5300億円)より低い40億ドル前後を提案しているとされるが、韓国側は現実的ではないとの認識を示している。
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