バチカン教皇庁が明らかにした「軽度の風邪の症状」を見せていたフランシスコ教皇が、29日公邸で公式的な小規模の接見を再開したが、3件の団体接見はキャンセルした。

 29日(現地時間)、ロイター通信によると、教皇庁は声明を通じて、フランシスコ教皇が公邸であるカサ・サンタマルタ迎賓館の礼拝堂で定例早朝ミサを執り行ったと明らかにした。教皇は26日と27日のミサはキャンセルしていた。

 教皇はこの日午前に4件の個別接見の予定を消化した。イタリア外部から来た大司教たちとの3件の接見は予定通り進行されたが、より規模の大きい別の3件の接見はキャンセルした。

 教皇庁はフランシスコ教皇の病状を具体的に明らかにしなかった。ただし、マテオ・ブルーニ広報局長は、前日の午後、教皇の健康面が少し優れないという推測を一蹴し、「軽度の症状以外は特別な兆候はない」 と伝えた。

 フランシスコ教皇は26日、一般聴衆の前で風邪をひいたような様子であった。声は少しかれており、午後のミサのときは咳をしていた。このため新型コロナウイルスの症状ではないかという懸念も出ている。

 フランシスコ教皇は、日曜日正午に開かれる定期的な祈りとメッセージの伝達も主宰する予定である。
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