多数の感染者が出ている新興宗教団体の拠点(資料写真)=(聯合ニュース)
多数の感染者が出ている新興宗教団体の拠点(資料写真)=(聯合ニュース)
◇専門家「完治なら早期に退院、軽症なら自宅療養を」 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が韓国で急速に拡大し、感染者が1700人を超えたことから、防疫対策の転換が必要との声が専門家の間で高まっている。現在は隔離措置を取っている感染者に症状が見られなくなった後、24時間間隔でウイルス検査を2回実施し、いずれも陰性なら帰宅が可能だ。これに対し専門家は、症状が治まった患者を早期に退院させ、軽症の患者は自宅で療養させて重症者を優先する方向に転換する必要があると指摘している。防疫当局は27日遅くまで専門家会議でこうした案を話し合ったが、最終決定には至らなかったようだ。◇中国で感染拡大鈍化か 現地では韓国人の隔離相次ぐ 中国で新型コロナウイルスによる肺炎の死者が1日当たり50人を切り、1カ月ぶり低水準を記録した。新規の感染者も連日500人を下回るなど、感染拡大のペースに鈍化の兆しがある。一方、中国は周辺国からの感染者流入を防ぐための措置を強化しており、中国を訪れた韓国人が事前通知なく各地の空港から政府指定の施設に移され隔離措置を取られるケースが相次いでいる。◇文大統領が国会訪れ与野党代表と会合へ 新型肺炎対策で 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と与野党4党の代表は28日午後、国会で会合を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に対し超党派での協力策を模索する。文大統領が与野党代表との会合のために国会に出向くのは初めて。新型肺炎を巡る法制定や予算支援に向け、国会と政界の積極的な協力を求めるとみられる。◇ソウル市所有の店舗賃料引き下げへ 小規模事業者を支援 ソウル市は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている小規模事業者を支援するため、市が所有する店舗の賃料を2月から半年間、半額にする方針を固めた。賃料の納付期限は8月まで延長し、管理費は全額免除とする。市は市議会と協力し、こうした内容の条例改正を進める。◇ブルージェイズ柳賢振 移籍後初のオープン戦登板 米大リーグのドジャースからブルージェイズに移籍した韓国人左腕、柳賢振(リュ・ヒョンジン)が28日(日本時間)、フロリダ州ダンイーデンでツインズとのオープン戦に先発し、2回を投げて被安打3、1失点、2奪三振だった。移籍後初めてのオープン戦登板。柳は本塁打を浴びたものの、高い修正能力を示した。チームは3―3で引き分けた。
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