韓国からの入国を制限する国・地域が増えている(イラスト)=(聯合ニュース)
韓国からの入国を制限する国・地域が増えている(イラスト)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国での新型コロナウイルスの感染者急増を受け、韓国人の入国を制限する国・地域が43に増えた。ここには韓国からの入国者について隔離措置を取る中国の五つの省も正式に含まれた。 韓国外交部によると、27日午後4時現在、韓国人を全面的または部分的に入国禁止としているのは22カ国・地域で、前日午後6時から5カ国・地域が追加された。 モルディブは28日から韓国を訪問後に訪れる旅行者の入国を禁止する。エルサルバドルは26日から、15日以内に韓国やイタリアに滞在した旅行者の入国を禁じている。 モンゴルとセーシェルは、14日以内に韓国とイタリア、日本を訪問した旅行者の入国を禁じた。 フィジー、フィリピンは感染者が多数発生している韓国南東部の大邱などを訪問した旅行客の入国を禁止している。 入国手続きを強化したのは21カ国・地域で、前日に比べ8カ国・地域が新たに加わり、中国も初めて含まれた。 中国の山東省、遼寧省、吉林省、黒竜江省、福建省は韓国からの入国者に対して14日間、ホテルまたは自宅隔離を行っている。 これらの地域で実際に韓国人が隔離されていたにもかかわらず、外交部はこれまで中国政府が公式に発表していないという理由で中国を入国制限国に含めていなかった。 同部は「中国の状況が変動する可能性があり、これらの地域に向けて出国する場合は事前に確認が必要だ」と説明した。 インドは韓国とイラン、イタリアから入国する場合や、2月10日以降にこれらの国を訪問したことがある場合は14日間隔離することがあると発表した。 このほかベラルーシ、チュニジア、モロッコ、パナマ、パラグアイ、フランス領ポリネシアなども韓国人入国者の健康確認書や検疫申告書を要求したり、14日間地域の保健当局に健康状態を報告させるなど、入国手続きを強化した。 デンマーク、英国、インドネシア、ハンガリーなど18カ国・地域は韓国全域または韓国の一部地域への渡航警戒レベルを引き上げた。
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