韓国政府が3月末に開館予定であった「南北統合文化センター」を4月に開館することを発表した(提供:news1)
韓国政府が3月末に開館予定であった「南北統合文化センター」を4月に開館することを発表した(提供:news1)
韓国政府が3月末に開館予定であった「南北統合文化センター」を4月に開館することを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により開館の延期を決定したためだ。

 ヨ・サンギ、韓国統一部報道官は24日、政府ソウル庁舎で定例ブリーフィングを開き、「南北統合文化センターについて3月末の開館に向けて準備してきたが、『新型コロナウイルス』に関する事情を考慮し、追加的な計画準備が必要であるため、4月末以降に開館日程を再調整した」と明らかにした。

 統一部は当初、南北住民間のコミュニケーションの基盤となる環境を用意し、脱北者が自由に利用することのできる文化的空間「南北統合文化センター」を3月に開館する予定であった。センターは2019年11月にソウル江西区に竣工されていた。しかし、最近国内において新型コロナウイルスの判定確定者が急速に増加し、感染症の危機警報レベルが「深刻」に格上げされたことによって、統一部はセンターの開館を予定通り実施するのは難しいと判断した。

 この日、ヨ・サンギ報道官は、北朝鮮の新型コロナウイルスの発症と防疫関連動向を問う質問に、「新型コロナウイルスの事態と関連して注視している」とし、「(北朝鮮が外部からの物資に対する消毒と防疫を強化したことについて)関連内容を報道を通じて知ったが、追加確認が必要な事項」と答えた。

 加えて、新型コロナウイルス関連の南北防疫協力については、「追加的な進展事項はない」とし、「現段階で伝える事項はない」と説明した。
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