12日、チャーター機で武漢から帰国した韓国人(資料写真)=(聯合ニュース)
12日、チャーター機で武漢から帰国した韓国人(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は19日、新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るう中国・湖北省武漢に臨時の貨物機を派遣し、自治体や企業、民間団体が準備した支援物資を輸送する計画だ。外交部が発表した。

 物資は中国留学経験者の団体や忠清北道、鉄鋼最大手のポスコなどが用意した。

 政府はこれとは別に、すでに発表した総額500万ドル(約5億5000万円)相当の対中支援計画に基づき、重慶、上海、安徽省、浙江省、江蘇省などへの物資援助に動いている。

 外交部は、支援により国内で新型肺炎関連の物資が不足しないよう需給状況を十分に考慮しているとし、主にフェースガードや医療用手袋、噴霧消毒器などを支援していると説明した。

 外交部は、政府、企業と民間団体が心をひとつにして行う官民合同の支援が、新型肺炎を乗り越えようと努める中国の政府や国民にとって大きな力になり、韓国国民の安全確保にも寄与し得ると期待を示している。

 これに先立ち、政府は武漢から韓国人を帰国させるため3回派遣したチャーター機で同地に支援物資を届けている。


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